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【プロが教える】在留資格審査の「3つのものさし」と申請別の重要ポイント

更新日:1月22日

申請別の重要ポイント
申請別の重要ポイント

 在留資格の申請を準備する際、「結局、入管は何を基準に審査しているのか?」と不安になることはありませんか? 入管の審査には、大きく分けて「該当性」「適合性」「相当性」という3つの判断基準があります 。

 これらを正しく理解し、自分のケースで何が不足しているかを把握することが、許可への第一歩です。


1. 審査の基本となる「3つの判断基準

 入管はこの3つのステップで、申請内容を考察します 。


① 該当性(在留資格該当性)

 その活動内容が、法律(入管法別表)で定められた在留資格の枠組みに当てはまっているかどうかの確認です 。

  • 例: 「技術・人文知識・国際業務」で申請する場合、行おうとする仕事がエンジニアや通訳といった専門職に該当するか 。


② 適合性(基準適合性)

 法務省令で定められた「上陸許可基準」をクリアしているかどうかの確認です 。

  • 例: 従事する業務に必要な学歴や実務経験があるか。日本人と同等以上の報酬を受けているかなど 。


③ 相当性(許可相当性)

 「日本に居続けてもらうことが適当か」という総合的な判断です。主に以下の要素が見られます 。

  • 安定性・継続性: 雇用条件が適正か、会社の業績は安定しているか 。

  • 必要性: 日本社会や会社にとって必要な人材か 。

  • 在留状況: 素行が悪くないか、納税や届出の義務を果たしているか 。

  • 信憑性: 書類の内容に矛盾や虚偽の疑いがないか 。


2. 【申請別】どこが重点的にチェックされる?

 申請の種類によって、審査のウェイトが変わります 。

申請の種類

該当性

適合性

相当性

認定申請(海外から呼び寄せ)

×(※1)

変更申請(別の資格に切り替え)

更新申請(期間の延長)

×(※2)

×(※2)

(※1)認定申請の場合: 制度上「相当性」の文言はありませんが、経営・管理ビザなどでは事業の安定性をアピールすることが有効です 。また、過去の在留状況が著しく悪い場合は悪影響を及ぼします 。

(※2)更新申請の場合: 前回の申請から転職や離婚などの変化がない「単純更新」であれば、該当性や適合性は改めて深く審査されません 。ただし、状況が変わっている場合は、再度ゼロから審査されるため注意が必要です 。


3. 特に注意すべき「相当性」のポイント

 変更申請や更新申請で重要になる「相当性」は、本人の努力で改善できる部分が多くあります。

  • 留学ビザの方: 出席率や成績がダイレクトに影響します 。

  • 就労ビザの方: 会社の納税実績はもちろん、本人自身の納税、社会保障の負担になっていないか(適正な年金・保険の加入など)も重要な指標です 。

  • 家族滞在・留学の方: 資格外活動(アルバイト)の原則週28時間を守っているかどうかも、在留状況の良し悪しを分けるポイントです 。


まとめ:審査の順序を知れば対策が見える

 審査は 「該当性 → 適合性 → 相当性」 の順に行われます 。 どんなに高いスキル(適合性)を持っていても、仕事内容が在留資格の枠(該当性)に収まっていなければ不許可になります。また、どんなに会社から必要とされていても、素行や納税状況(相当性)に問題があれば許可は難しくなります。


「自分のケースはどの基準で引っかかりそうか?」

「転職したばかりの更新申請、何を用意すべき?」


 審査の「ものさし」に不安を感じたら、まずは当事務所へご相談ください。貴方の状況を「入管の視点」で分析し、最適な申請をサポートいたします。


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