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「特別加算」をフル活用するポイント獲得戦略(日本の大学・世界ランキング大学・SGU・日本語能力・イノベーション企業)


スタンフォード大学
スタンフォード大学

 こんにちは。長野県長野市にある申請取次行政書士、「みかん行政書士事務所」です。本日も在留資格「高度専門職1号」についてのお話しです。


 在留資格「高度専門職1号」の合格ラインである「合計70点」をクリアする上で、多くの申請者が「学歴・職歴・年齢・年収」といった個人の基本スペックばかりに目を奪われがちです。しかし、実務において極めて重要な鍵を握るのは、申請者本人のキャリアだけでなく、所属機関のステータスや本邦における学習履歴を評価する「特別加算」をどれだけ緻密に積み上げられるかです。特に、日本の高等教育機関を修了した者、日本語能力が高い者、あるいは国が指定する成長支援措置企業(イノベーション企業)で就労する者には、以下のような強力な加算オプションが用意されています。これらを漏れなく立証することが、申請の成否を分ける実務上の分岐点となります。


1. 特別加算カテゴリの要件と実務上の立証方法

 高度専門職ビザのポイント表において、実務上特に活用頻度が高く、かつインパクトの大きい特別加算項目を一覧にまとめました。

【特別加算の主要項目と実務詳細】

加算対象カテゴリ

該当項目と加点ポイント数

実務上の立証方法および要件詳細

日本国内の高等教育

・日本の大学/大学院の卒業・修了:10点

日本の4年制大学、大学院、高等専門学校、または専修学校の専門課程(高度専門士)を卒業・修了した事実を卒業証明書等で証明します。

世界大学ランキング

・指定世界3大ランキング上位300位以内の大学・大学院修了:10点

QS、THE、上海交通大学の3つのランキングが対象。海外大学の場合は2個以上で300位以内、日本の大学の場合はいずれか1つに掲載されていることが条件となります。

SGU修了者

・スーパーグローバル大学(SGU)創成支援事業対象校の卒業:10点

文部科学省が指定するグローバル人材育成に特化した国公私立大学の修了者。「世界大学ランキング加算」との重複併用が可能な点が非常に強力です。

日本語能力評価

・JLPT N1合格相当:15点


・JLPT N2合格相当:10点

外国の日本語専攻学科卒業者もN1相当(15点)として扱われます。ただし、「日本の大学・大学院修了(10点)」の資格を持つ者が、重複してN2(10点)の加算を受けることは不可という制限があります。

イノベーション企業

・所属会社がイノベーション促進支援措置を適用:10点


・上記かつ中小企業:合計20点

所属企業が経済産業省等の公的支援措置(補助金等)を受けていること、および中小企業基本法上の「中小企業」に該当することを公的通知書等で証明します。


2. 破壊力抜群のスキーム:日本のSGU大学院卒 × N1保持者

 この特別加算の実務において、極めて効率的な加点スキームとなるのが「日本のスーパーグローバル大学(SGU)院を卒業した日本語能者」の事例です。

 日本のSGU対象大学院を修了して修士号を取得し、かつ日本語能力試験(JLPT)でN1を保持している場合、以下のように学歴と特別加算の組み合わせだけで「合計55点」に達します。

  • 修士号(学歴基本ポイント):20点

  • 日本の大学院修了(特別加算):10点

  • 世界大学ランキング該当校(特別加算):10点

  • SGU対象校(特別加算):10点

  • 日本語能力試験 N1(特別加算):15点

  • 【ここまでの合計】 55点

合格ラインの70点まで、残りわずか15点


 つまり、このベースさえあれば、年齢が若かったり、実務経験が浅かったり、あるいは初任給ベースの年収(例:年収300万円〜400万円台)であっても、いとも簡単に高度専門職ビザの基準をクリアできてしまうのです。


3. 世界大学ランキング校 & スーパーグローバル大学(SGU)主要リスト

 この強力な加算スキームにおいて指定される主要大学は、法務省告示に基づき厳格に定められています。2026年現在の、日本国内の主な対象校リストは以下の通りです。


【対象大学リスト(一部抜粋)】

世界大学ランキング該当校

東京大学、京都大学、東北大学、大阪大学、名古屋大学、九州大学、北海道大学、筑波大学、東京科学大学(旧東京工業大学・東京医科歯科大学)、慶應義塾大学、早稲田大学、神戸大学、広島大学、金沢大学、岡山大学、熊本大学、信州大学、順天堂大学、千葉大学、東京都立大学、一橋大学 等

スーパーグローバル大学(SGU)対象校

【国公立】 北海道大、東北大、筑波大、東京大、東京医科歯科大、東京工業大(現・東京科学大)、名古屋大、京都大、大阪大、広島大、九州大、千葉大、東京外国語大、東京芸術大、長岡技術科学大、金沢大、豊橋技術科学大、京都工芸繊維大、奈良先端科学技術大学院大、岡山大、熊本大、国際教養大、会津大

【私立】 慶應義塾大、早稲田大、国際基督教大、芝浦工業大、上智大、東洋大、法政大、明治大、立教大、創価大、国際大、立命館大、関西学院大、立命館アジア太平洋大


4. 雇用主の属性に潜む「お宝ポイント」:イノベーション企業加算

 もう一つ、実務上で見落とされがちなのが「企業側の属性」による加算です。

 例えば、勤務先企業が地方公共団体等から「経営革新計画」の承認を受けている場合、当該企業で就労する外国人社員は一律で10点の特別加算を得られます。

 さらにその企業が「中小企業」に該当する場合には、追加で10点が上乗せされて合計20点の加算となります。


行政書士の視点:20点加算の価値とは?

 ポイント表において「20点」を年収の加点で上乗せしようとすると、年齢にもよりますが「年収を約400万円アップさせる」のと同等の価値に匹敵します。本人の給与を急に上げることは難しくても、会社が受けている公的支援を正確に立証するだけで、これだけのポイントを無課金で獲得できるのです。


当事務所からのメッセージ

 高度専門職ビザの申請支援において、プロフェッショナルな実務家が果たすべき最大の役割は、単に言われた点数を計算することではありません。外国人本人の隠れたスペック(出身校の正確な該非判定など)のみならず、雇用主側の企業属性を詳細に調査し、眠っている加点事由を根こそぎ掘り起こすことにあります。

「うちの会社がイノベーション企業措置に該当するか分からない」

「手元の書類だけで70点に届かないが、何か裏付けられる加算項目はないか」

 そうお悩みの人事担当者様や外国人材の皆様、ぜひ一度当事務所の高度専門職ビザ診断サービスをご利用ください。入管の最新告示をふまえ、御社と本人に最適な加点シナリオを構築いたします。


【確実な許可申請を目指す、あなたの一番身近なパートナーとして】    行政手続きのハードルをなくし、お客様が本来の目的やビジネスに集中できるようにすること。それが、私たち行政書士の使命です。当事務所は、単なる書類作成の代行にとどまらず、お客様の不安や疑問を一つずつ解消しながら、確実な成果に向けて共に歩みます。複雑な要件の見極めから徹底してサポートいたします。まずは一度、あなたの想いをお聞かせください。

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